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2024年11月 発見・告知

園児の息子が気づかせてくれた胸のしこり

※本記事は、患者さんの体験談であるため、具体的な病状や治療法なども出てきますが、あくまでも個人の例であり、病状や治療効果は、個人差があります。すべての患者さんへ適応できる状況、効果を示すものではないことを了承ください。

幼い息子が感じた違和感をきっかけに診断

実はもともと右胸にしこりがあったのですが、たいしたものではないだろうと考えてさほど気にしてはいませんでした。しかし、ある時、添い寝中の息子(当時保育園児)に「このしこり…大丈夫?」と言われたんです。その時は「前からあるものだから大丈夫」と答えたものの、あらためて触ってみると以前より硬く大きくなっているように感じました。

ちょうど会社の定期健康診断が予定されていたので、相談して健診当日に乳腺マンモグラフィーと乳腺エコー検査をしてもらいました。すると、翌日に健診先から電話があり、「違和感があるなら、結果が出るまえに大きい病院で診てもらった方がいい」と勧められました。急いで紹介状を書いてもらい、総合病院を受診し、乳腺マンモグラフィーと乳腺エコーを再度行ったところ、当日に「がんの疑いが強い」と告げられました。
総合病院の会計待ちの間に夫にがんの疑いが強いと言われたことをLINEで伝えました。返信では「あらー」という軽い感じの反応が返ってきたものの、その後は確定診断の告知のタイミングを含めてほぼ毎回の通院に付き添い、医師の説明を一緒に聞いてくれました。

息子には確定診断後の比較的早い段階で病気のことを伝えました。「ママはかいぞく」という絵本を使いながら、「発見のきっかけを作ってくれた」ことを感謝しつつ伝え、息子はそのことに誇らしさを感じてくれたようでした。がんの深刻さはまだ理解できないものの、「髪の毛抜けるのはさみしいけど頑張ってね」と応援する姿勢で受け止めてくれました。その後も息子が大きな不安を見せることはありませんでした。

「心が揺れて当然」と知ることが支えになった。不安が押し寄せた確定診断までの2週間

がんの疑いといわれて2週間後、確定診断の結果を聞きに、夫と2人で総合病院に向かいました。ネットなどでいろいろな情報を調べたことを覚えています。しこりが比較的大きかったこともあって、かなり進行しているのではないか、手遅れではないかという不安が頭を離れませんでした。

国立がん研究センターの患者向け情報のページ「がんと心」で「告知からの心の変化」があることを知り、気持ちがこうして揺れることはまったくおかしくないと意図的に考えながら、最悪の想定に備えていたように思います。そのページには、がんと診断されたあとに不安や落ち込み、場合によってはうつ状態になることも不自然ではないと書かれていました。一度は気持ちが落ちていくのは当然のことで、そのことを知っているかどうかで、自分の感情との向き合い方が変わってくると感じました。
病理診断の結果を教えてくれた先生には、「治療法がない可能性はあるか」「手遅れじゃないか」とかなりストレートな質問をしました。すると、「乳がんは比較的さまざまな治療法があるがんで、何らかの選択肢があるケースが多い」と説明され、その言葉に少し安心することができました。

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保育園に通う息子から、胸のしこりを指摘されたことがきっかけで乳がんを発見。

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