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  • 甲状腺がん・甲状腺腫瘍

2009年10月 兆候

原因不明の倦怠感や寒気に悩まされつつ働く日々

※本記事は、個人の体験談です。患者さんの体験談をもとに記事にしており、本文中に具体的な病状や治療法なども出てきますが、あくまでも個人の例であり、病状や、治療効果は、個人個人で差がありますので、すべての患者さんへ適応できる状況、効果を示すものではないことを了承ください。


病気の予兆は2009年10月、27歳の頃にさかのぼります。

当時、小学校の支援員として勤務していたのですが、倦怠感に悩まされていました。とにかくだるく、起きてから身支度を整え出勤するのにも一苦労。今までの何倍も時間がかかってしまうような状態でした。

倦怠感はあるものの、地元の病院で検査しても原因は見つからず、見かけ上は元気そのもの。その年に転職したばかりで新しい職場に一日でもはやく溶け込もうという思いもあり、なんとか働いていました。

甲状腺がんの症状と合致するも、がんだとは考えていなかった

そんな日々の中、ある新聞記事を偶然目にしました。

甲状腺がんの第一人者である医師が記事内で紹介する症状は、まさしく今の自分の症状そのもの。周囲に体調の悪さを理解されていなかった私は、この記事に感動して切り抜きを実家の壁に貼り、心の拠り所にしてがんばっていました。

そういう記事を読んでいたものの、まさか自分ががんだとは考えていませんでした。検査で異常がなかったこともあり、自分の症状をがんと結び付けて考えるまでには至っていなかったんです。

検査を勧められ受診。初めて甲状腺がんを疑うように

2010年、父と同居していた実家を出て、転居先でも引き続き小学校の支援員として働いていました。

その小学校での勤務中、がんかもしれないと思うようになる出来事がありました。

体育館に入ったとき、とてつもない寒さを感じたんです。雪国生まれで、寒さには慣れている私がびっくりするほどでした。寒さのあまりフリース、ウールのコート、ダウンコートなど計5枚を重ね着したのですが、それでも震えるほどに寒い。

不安に思い、かかりつけだった婦人科のクリニックに相談。クリニックでは漢方薬を処方してもらいました。それも1ヶ月は効いたのですが、そのあとはあまり効かないように感じてきたため、また別の漢方薬を処方してもらい……。結局3回、異なる漢方薬を試しましたが、根本的な改善には至りませんでした。

そのような状況の中、何の気なしに校長先生に、「体育館が寒く重ね着をしている」と話したところ、検査を受けるよう勧められたんです。

そこでやはり何かおかしいのではないかと思い、近所のクリニックを受診。

触診で、甲状腺にしこりがありそうだということで、超音波検査(エコー)を受けることになりました。

超音波検査(エコー)では、影のようなものが見られましたが、それ以外には異常が見られなかったため、様子見をすることになりました。

Hatch Healthcare K.K.

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