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2017年8月 抗がん剤治療

抗がん剤は効果抜群。副作用も軽く、脱毛して「むしろラク」だった

抗がん剤治療3クール開始。いつ逃げ出そうか考えるほど元気だった

2017年8月から3クールの抗がん剤治療が始まりました。8〜10月にかけて月1回ずつ治療し、計3回で終了。初回1クールのみ16日間入院、残り2クールは通院治療を受けました。

当初は3週間の入院予定でしたが、強い副作用も出なかったので、入院期間が5日間ほど短縮されました。個人的には、入院必要かな?くらいの気持ちでしたね。というのも抗がん剤投与で白血球の値は下がるものの、別に体調不良を感じることもなく、正直暇だなくらいの感覚でしたので。むしろ1回目の時などは、副作用は軽く、吐き気もきちんとコントロールされているな、と感心したくらい。

もちろん副作用の出方には個人差があり、それを見るための入院だということは理解していました。あくまで通院での抗がん剤投与で問題が生じないかを確認するための入院。でも当たり前のことですが、病院だと大好きなお酒が飲めません。あまりにも元気だったので、いつ逃げ出そうか考えていたぐらいでした(笑)

入院中は、普段買わないような国際政治学の本などを読んでいました。当時アメリカではトランプ政権が誕生、世界では一体何が起きているんだろうと疑問に思ってはいたものの、仕事が忙しくて考える時間はありませんでした。その頃は時間に余裕があったので、じゃあきちんと勉強してみようか、と政治関係の本を読みふけっていたんです。

骨髄抑制と末梢神経障害。大きな支障はなかった

抗がん剤を投与すると免疫力の低下が起きます。これは骨髄抑制と呼ばれ、投与から1~2週間後くらいがピーク。感染症予防のために、生ものの摂取や人込みを避けるよう言われました。妻がつい最近妊娠して知ったのですが、これって妊婦さんが気を付けることに似ていますよね。でも妻に比べると自分は少しいい加減にしてしまったかなという印象があります。

例えば通院中の頃、会社復帰までに時間があるときに一人で京都に日帰り旅行へ行ったり。もちろん感染症予防のためにマスクをしたり、人込みを避けるようにしたりはしていましたが、旅行が好きなので気にせず遠出はしていましたね。

日帰りで京都へ行き、ラーメンを食べて帰ってきたことも

とはいえ毎日出かけるわけにもいきません。家にいるときはゲームをしてゆっくり過ごしていましたね。抗がん剤による末梢神経障害、いわゆる指のしびれも幸い自分は症状が軽く、問題なくゲームもできていました。

ただ普段から楽しんでいたサッカーゲームのオンライン対戦でなかなか勝てなくなったような感じはあります。その程度の副作用で日常生活に大きな支障がでるようなことはありませんでしたね。

脱毛が始まる。対策のためにがんの体験談を読み出す

私も最初の抗がん剤投与から2週間程度で毛髪が抜け始めました。8月から翌2月くらいまでは髪の毛がなかった感じです。その後はきちんと生えてきたので今は見ての通り全く問題ありません。

髪の毛はほぼ100%抜けたので、日常生活ではいつも帽子をかぶっていました。男性だからかもしれませんが、脱毛で悲しいと感じることはありませんでした。むしろ、洗髪が楽でいいなくらいの感じ。ちょっと楽観的過ぎですかね。

冬まで脱毛が続くことは前もってわかっていたので、帽子は夏用と冬用の2種類を購入しました。ただ結局見た目だけの対応だったので、夏用のみで事足りてしまいましたね。こだわりもあまりなかったので、パッと見で気になったものをネット通販で購入しました。


困ったときに参考にしたのは、がんの体験談だった。自分の体験も誰かの一助になれば嬉しい

脱毛が始まった辺りでがんの体験談を読むようになりました。きっかけは、脱毛時に女性はウィッグで対応するけど男性も同じなのかな?と疑問に思ったから。ネットで「がん 脱毛 男性」と直接的なワードで検索しました。正直なところ自分はあまりウィッグやカツラを装着したくないという気持ちがありました。やらない理由を探すために検索したようなところがありますね。

実際に検索をしてみると、全く買わなかった人か買ったけど結局使わなかった人のどちらかが多かったです。なので自分も購入する必要はないなと、当初の検索目的を達成できたような感じがしました(笑)

丁度そういった検索をしていた時に見つけた体験談の中に、髪を短くした方が楽だよ、という内容もありました。それに触発された私は退院後直ぐに美容院へ。普段よりもかなり短い髪型をお願いしました。体験談の内容は、闘病生活を送る上で参考になったことが沢山ありました。なのでこのインタビュー依頼があったときも、自分の体験が誰かの悩みの一助になればと思って、恩返しの気持ちで受けさせていただきました。

抗がん剤治療は効果的だった。退院して、ご飯を楽しむ

抗がん剤を投与した次の日くらいには驚くほど腫瘍が小さくなっていました。思わず医師に「こんな小さくなるんですか?」と聞いた覚えがあります。でも医師からは「そんなもんです」という答えでしたね。

入院中もこれと言って辛い出来事はなく、ずっと待機しているような感じ。採血などを受けたときに「そうか、自分はがんで入院しているんだ」と改めて実感する程度。入院中に辛かったことしいてあげるとすれば、大好きなお酒を飲めなかったことくらいでしょうか。罹患するまでは毎日お酒を飲むような生活をしていたので、なかなか辛かったですね。

なので退院した日は、その足でステーキ屋さんに直行、美味しいお肉と久々のビールを楽しみました。退院後も自分が食べたい料理を作ってはよく食べていましたね。いわゆるシャバに出たという感覚でした(笑)。

 

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

確定診断

抗がん剤治療

家族

埼玉出身、大阪勤務。2016年に結婚。結婚後、一年で悪性リンパ腫に罹患。夫婦二人三脚で闘病。がんに罹患したことで、家族のあり方について深く考えるようになった。現在、奥様は妊娠中とのこと。

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