2018年2月 放射線治療

水を飲むだけで激痛、ソフトクリームの味がしない…想像以上だった放射線治療の副作用

放射線治療は予想以上に大変。経口での栄養摂取が難しくなる

抗がん剤治療後、3週間ほどのインターバルを挟み放射線治療が始まりました。放射線治療中は並行して抗がん剤治療も行っていました。これは前回受けた抗がん剤治療とは別の抗がん剤。腎機能に影響がある薬なので、排尿を確認するため1週間程度の入院もしました。

輸液を点滴をして、トイレで排尿、尿量が十分か測らないといけないんですね。特に問題はなかったので、予定通りの通院生活に戻りました。

放射線治療の内容は、腫瘍があった3カ所に照射するというもの。これを全35回×10分、2か月ほどかけて毎日行うスケジュールでした。この放射線治療が予想以上に大変で、照射部分の関係上、食事を取ることが難しくなったんです。途中でのどの粘膜がただれてしまい、水を飲み込んでも激痛が走るように。口内炎もできてしまい、結果的に経口での栄養摂取が難しくなりました。

放射線治療の最中は、治療を受ける度にカレンダーに×印を付けていきました。終わりに向けて毎日進んでいることをきちんと見える化して、自分を奮い立たせていました。

割と弱音を吐くタイプなので、早めに痛みをなんとかできないか医師に相談したところ、医療用麻薬を処方してもらうことができました。さっそく使ってみましたが痛みは気休め程度にしか収まらなかったです。そうは言っても多少は和らぐので、医療用麻薬の処方・服薬を待ち焦がれていた節はありましたね。

副作用の味覚障害が出る。好物のソフトクリームの味がしない

放射線治療を始めてから10回くらいが経過した頃、医師から事前に伝えられていた通り、味覚障害の症状が出ました。事前に認識していたので、症状が出たときに後悔しないよう、それまでに自分の好きな甘いもの、美味しいものをたくさん食べておこうと思っていました。

10回目の放射線治療を受けたあたりでしょうか。ファミレスで好物のソフトクリームを舐めたときにまったく味がしなかったんです。微かに匂いがするだけだったので、その時についに来たかと思いました。

忘れられない妻の言葉。最後まで治療をやりきる原動力になった

放射線治療の期間中、妻に掛けられた言葉は今でも忘れられません。

治療も終盤に差し掛かり残り5回ほどというとき、正直私も治療による喉の痛みが限界に来てしまい、「もう続けたくない。治療を止めたい」と妻にポロっと漏らしたんです。

妻はもともとハッパをかけるタイプなので、怒られるかな?と思ったのですが、意外なことに「やめたいならやめようか」と言われたんです。本来ならそんな優しい言葉を返してくれるタイプではないのに(笑)。闘病中、私にずっと寄り添ってくれた妻が自分の辛さを分かち合ってくれていたことにその時に改めて気付かされました。

その言葉のお陰で自分自身のねじをもう一回巻きなおすことができました。闘病生活を支えてきてくれた妻のためにも最後までやりきろう。そう思って最後までやり抜くことができました。この時にかけてくれた妻の言葉、寄り添ってくれていた気持ちのことは今でも大事にしています。

放射線治療も終わった段階で、体重は6キロほどの減少。もっと体重が落ちているかと思っていましたので、ほっとした記憶があります。早期の職場復帰を目指していた自分にとって、いいスタートが切れるだろうと安心しました。

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

新型コロナウイルスの影響によりテレビ会議を用いて取材を行ったため、写真は後日追加予定です。

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Hatch Healthcare K.K.

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