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  • 甲状腺がん・甲状腺腫瘍/乳頭がん

2025年10月 告知

自覚症状ゼロ、人間ドックもA判定。2回続いた「念のため」で見つかった甲状腺がん

※本記事は、患者さんの体験談であるため、具体的な病状や治療法なども出てきますが、あくまでも個人の例であり、病状や治療効果は、個人差があります。すべての患者さんへ適応できる状況、効果を示すものではないことを了承ください。

不妊治療をきっかけに「念のため」甲状腺クリニックへ

甲状腺がんと診断されたきっかけは、妊活中に指摘された血液検査の数値の異常でした。
当時40歳で2人目の子どもを授かりたいと考えており、妊活のためにレディースクリニックに通い始めていました。そこで血液検査をしてもらったところ、甲状腺の数値がわずかに低いことを指摘されました。
生活上は問題ないとされる範囲でしたが、妊活をするにはもう少し数値を改善させたほうがいいと言われ、「念のため、甲状腺の専門クリニックに行ってみてください」と勧められました。

先生の勧め通りに甲状腺の専門クリニックを受診して超音波検査を受けると、1センチ程度の小さなかたまりを指摘されました。1センチならばそれほど大きなものではないということで、2か月ほど様子を見て大きさに変化が出ていたら検査を検討することになりました。
2か月後に再度超音波検査を行いましたが、大きさは変わっておらず「大きさに変化はないけれど、がんかどうかをはっきりさせたい場合は細胞をとる検査をするしかないので、不安であれば念のため検査ができる病院を紹介しますよ」といわれました。

不妊治療のクリニックと甲状腺のクリニック両方で「念のため」と言われていたので、「おそらくがんではないだろうけれど、念のために確かめておこう」という、ふわっとした気持ちで紹介状を書いてもらいました。

紹介状を書いてもらってから1か月ほどで地元のがん専門病院を受診し、その日のうちに針生検(針で組織を採取して調べる検査)を行いました。
先生からは「がんの可能性は五分五分ですね」と言われていましたが、結果が出るまでの2〜3週間、病気について検索すらしなかったほど、自分にがんが見つかるとは思っていませんでした。

がんの診断後、冷静ではあったけれど気持ちは乱高下した

検査結果を聞きに行ったときは、がんを告知されるとは思っていなかったため夫に仕事を休んで一緒に来てもらおうと考えることもなく、1歳の子どもは一時預かりにお願いして、一人で病院に行きました。
診察室で先生から告げられたのは、甲状腺がんという診断でした。

全く予想していなかった結果でしたが、よく聞くような、頭が真っ白になって何も考えられないという状況にはなりませんでした。
意外と冷静でいられたのは、私自身が父のがんの闘病を家族として見守った経験があったからかもしれません。
がんといっても、場所や種類によって状況は全く異なるということを知識として持っていました。そのため私が気になったのは、がんがどのくらい広がっているのかということでした。

告知されたときに、その後の検査の予定を立てる必要があったため、仕事中の夫に電話で病気のことを伝えました。夫もまさかがんとは思っていなかったようで、結果にとても驚いていました。

その後、病気の広がりを調べるためのCTや、手術にあたって問題がないか確認するための血液検査、レントゲン、心電図、肺機能などの検査を行いました。今振り返ると、診断されてから検査の結果がわかるまでの期間が、一番気持ちが乱高下していました。
検査の結果によって治療の内容、さらには治るのかどうかといったことが大きく変わるからです。

自分がこれからどうなってしまうのだろうという不安もありましたが、もし進行していた場合は、子どもと過ごせる時間が限られてしまうかもしれない、という戸惑いの方が大きかったです。
「子どもの将来を、私はもう見られないかもしれない」「子どもが成長していく過程で、そばにいてあげられないかもしれない」と、とにかく子どものことを強く心配していました。

Hatch Healthcare K.K.

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