2016年9月 腹腔鏡手術

術後のメリットを考え、腹腔鏡手術を選択。手術から10日間で退院も「もう少し入院したかった」

手術説明には毎回妻が同席。医師との面談をビデオ撮影することも

すでに何度か手術を受けていたということもあり、主治医とは淡々と入院日、手術予定日を決めていきました。手術説明には必ず妻も同席しており、妻も手慣れたもので淡々と説明を聞いていました。ただ、いつのまにか術後の医師との面談をホームビデオで撮影していて、切除された大腸まで撮影していたのには驚きました。私が冗談半分で「ビデオに収めておけば、後々がん罹患者のセミナーで話すような仕事に就いたとしても役に立つかもしれないね」と軽口をたたいたから撮影してくれたのかもしれません。

動画共有サイトで予習。どんな手術か気になった

主治医からは腹腔鏡手術について説明を受けました。難しい手術のためリスクもあるそうですが、通常の開腹手術に比べ術創が小さく、入院期間は1か月ほど短縮できるといったメリットも教えていただきました。

下行結腸がんでの注意は、術部自体への執刀ではなく、脾臓近くに結腸を落としてくる作業が必要なため、脾臓出血のリスクがあるそうです。どんな手術か気になったので、動画共有サイトで大腸がんの手術を検索。執刀の様子などを見て私も勉強しました。手術動画を見たと知人に話すと、「怖くないの?」とも聞かれたのですが、私は特に怖いとは思わなかったです。

腹腔鏡手術。思ったよりも早く終わった

手術を受けるため8月29日から入院しました。ちょうど手術の4日前です。気分は少し憂鬱でした。手術がどんなものかを知っていたので、また痛い思いをするのか…と。それとは反対に不安はなかったです。痛みは続いても1週間、その期間さえ我慢すれば大丈夫!と思っていたので、手術への恐怖心は特になかったです。会社には、術前術後に手術スケジュールや入院期間などを連絡しました。

手術日は9月2日。前日は腸内をきれいにする薬を飲むなどの準備を行い、当日は全身麻酔で手術。手術は10時から始まり、終わったのは15時頃でしょうか。私が目覚めたのが15時半頃だったので。手術は思ったよりも早く終わったなという印象でした。主治医にはあらかじめ「手術時間は夕方から夜まで長引く可能性があります」と聞いていたので意外と早かったです。

手術後に妻から聞いた話ですが、手術室から出てきてまだ眠っている私に、妻が「生還した」と声をかけたら、どうやらその時に私が一瞬笑ったようです。意識がまだ戻っていないタイミングなので、記憶にはないのですが…。もし覚えていることがあるとすれば、手術中に見た夢。病室に戻って目が覚めたとき、ランニング中によく立ち寄っていたお寺を参拝している夢を見ていました。

奥様のお声がけにニコッと笑ってこたえた瞬間。奥様がカメラに収めていた

手術翌日から歩行訓練を開始。もう少し病院にいたかった

手術翌日から内臓の癒着を防ぐため歩行訓練が始まりました。腹腔鏡手術とはいえ翌日からの訓練は結構スパルタだと感じました。もちろん痛みも残っていたので、痛み止めも使っていました。骨髄の中に直接注入するタイプのもので、痛みが出たら自分でポンプを押していました。

前回の精巣腫瘍との大きな違いは食事面です。大腸の手術ですから術後はご飯を食べることができず、点滴で栄養を摂取していました。点滴生活がしばらく続くなか退院が迫ったある日、看護師から「これ(経口補水液のような液体)を飲んで問題がなければおかゆとなります」と言われ飲みましたが、お腹に激痛が走り…。看護師さんに痛みを訴えるも「痛むのは当たり前ですよ」と。まともに取り合ってもらえなかったのは悲しかったです。

経口補水液の当日重湯。翌日に三分粥、翌々日には五分粥。その後は通常食が食べれるところまで回復しました。ですがまだ万全の体調ではないにも関わらず「トイレにも行けるしもう問題ないね」と、医師の強い勧めで術後10日程で退院。正直もう少し病院にいたかったのですが…。

職場に復帰。滲出液のために貼った絆創膏の交換が大変だった

結果的に17日間ほど休暇をいただき、10月3日に職場復帰をしました。痛みはほぼなかったのですが、滲出液(しんしゅつえき)という黄色い液がおへその創部から出ていたんです。創部に大きな絆創膏のようなものを貼っていたものの、滲出液が出るため3時間に一回の頻度でトイレに行き、絆創膏を交換する必要がありました。

医師にはどうしたらよいのか相談しましたが、「毎日きれいにシャワーで流しておいてください」とだけ言われました。

下行結腸がんの手術後、精巣腫瘍の定期検査のため通院していた病院に行った際に、主治医に「2つの病院に通院するのは大変なので新しい病院に転院させてください」と伝えました。これまでのカルテやCT画像などを全ていただき、新しい病院(泌尿器科)に提出しました。

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

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