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  • 前立腺がん・前立腺腫瘍

2015年3月 前立腺がんの告知

生検の結果、前立腺がん確定。全摘手術か放射線治療かを迫られた


生検を勧められ、1泊2日の検査入院

2015年2月、再検査を受けるため泌尿器科を受診しました。

2度目の診察の時に医師から生検を勧められ、1泊2日で検査入院をすることに。

入院当日は妻と2人で病院に行く予定でしたが、妻がインフルエンザにかかり1人で病院へ。昼頃に入院の手続きをして、午後に検査を受けました。検査後に発熱の症状が出たため、その日だけ病院に泊まり、翌朝10時ごろには退院。1泊2日だとあっという間でした。検査自体は局部麻酔で苦痛もなく済みましたが、看護師さんがいる中、なかなか度胸のいる姿での検査は恥ずかしいやらなんやらで「早く済んでほしい」の一言でした。

検査結果が出るまでは仕事が気晴らしに

検査結果が出るのは3週間後。ただ、前もって6〜7割の確率でがんだろうと伝えられており、その時点では生検で病理診断をして確定診断を出す段階。がんでない可能性も十分ありましたが、そこは蓋を開けるまでわからない。検査結果を待つしかない状況でした。

結果が出るまでの間も仕事を続けていました。休暇を取ることも考えたのですが、時間に余裕があることで、考えすぎてしまう可能性があるかもしれないと思いました。実際、仕事をすることが、検査結果が出るまでのいい気晴らしのつもりが、頭の中は検査結果のことでいっぱいでした。

がん発覚以降、家族には随時病状を共有

がん検診で陽性と出た時点で、家族には自分の病状について随時共有するようにしていました。子供たちは近県に住んでいるものの、入院や退院の手続きでいつ付き添いなどをお願いするかわからないので、早めにメールで伝えていました。

当初、がん検診の結果を楽観的に捉えていました。というのも、がん検診の病院だけでなく精密検査を受けた病院でも、医師があまり重く捉えていないように見えたので、きっと大丈夫だろうと思ったんです。状況的にも早期発見ですし、早期治療で簡単に治るだろうくらいに考えていました。この後、情報収集を始めたり、検査結果が出て具体的な治療方針や予後の話をされるようになって、楽観的に捉えすぎていたかな、と考え直すことも多々ありました。

家族に情報共有をし始めたばかりの頃は、妻も子供も私と同じように楽観的で手術して取ってしまえば治るだろうという感覚。ですから情報共有をしたことで妻や子供から、特に心配されることはありませんでした。

前立腺がん確定。全摘手術か放射線治療かを迫られた

検査結果は3月4日に出ました。医師からは家族の同席を求められていたので妻に付き添ってもらい一緒に病院へ。検査結果はグリソンスコア国立がん研究センターがん情報サービス「グリソンスコア」)が7で、PSAが7.6。前立腺がんの確定診断を受けました。

医師から今後の治療方針について20分ほど説明を受けましたが、忙しそうであまり時間をとってもらえなかった記憶があります。全摘手術か放射線治療か、どちらを選択するかその場で回答を迫られた印象もありました。

検査結果が出た時点では、自分でも情報収集をしていて、根治を目指すにあたり、どんな治療がいいのか、どんな治療を受けたいのか考えてもいました。医師に、放射線治療の一種である密封小線源治療国立がん研究センターがん情報サービス「放射線治療の種類と方法」)を治療として受けたいと思っていることを相談しました。ただ、密封小線源治療を受けることができる病院は限られている。

医師からは密封小線源治療では、根治を狙えないと告げられました。他の大学病院でのセカンドオピニオンでも、グリソンスコアが7、PSA値が7.6だと治療対象かどうかのボーダーラインちょっと上らしく「密封小線源治療で根治を目標とするなら厳しい」と告げられました。この時点で、手術か放射線治療の2択になりました。

 

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

新型コロナウイルスの影響によりテレビ会議を用いて取材を行ったため、写真は後日追加予定です。

Hatch Healthcare K.K.

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