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  • 前立腺がん・前立腺腫瘍

2019年12月 術後の後遺症

手術から3年、尿漏れの後遺症が出始めるも工夫で対応


手術から3年、尿漏れの症状が出るように

手術や放射線治療を受けた段階では後遺症はありませんでしたが、3年ほどたって尿漏れ(尿失禁)の症状が出るようになりました。

夜間、就寝中に不用意に尿漏れをしてしまうことがありました。頻度は少ないのですが、不用意に漏れるため、夜間は尿漏れパットをつけて対応しています。ただし漏れると言っても、下着が少し湿る程度です。

主治医には、加齢などもあり手術から数年経って、尿漏れ症状が出ることがあると説明を受けていたので、「ついに来たか」という感じでした。

日中の尿漏れ、こまめなトイレなど自助努力で対応

日中でも、腹部に力がかかると尿漏れが起きることがあります。例えばくしゃみしたときや重いものを持ち上げたときにも尿漏れが起きます。

医師に相談したところ、個人差が大きいため根本的な治療や回復するかは断言できないとのこと。手術だけではなく、年齢的な問題もあるそうです。骨盤底筋を強化する「骨盤底筋体操」や尿漏れ用パッドなどのケアアイテムを使用しながら、上手に付き合っていくしかないと告げられました。

日中の尿漏れはそれほど多くないので、医師から告げられた話を参考に自助努力で対応しています。具体的にはできるだけこまめにトイレに行ったり、水分の摂取を控えたり。ただ、どうしても長時間の外出や、出張などに神経を使っていることも事実です。例えば、車で移動している最中などに、あっと尿が出てしまうこともありました。

女性用の尿漏れパッドを使うなど、色々工夫も

ケアアイテムの尿漏れ用パッドは市販のものを使っていますが、色々工夫もしています。

当初は男性用を使用していましたが、種類も少なく使いにくかったんです。男性用のパッドは尿が出る部分をカバーするようにできています。これはズボンの前面に染みができることを防ぐためですが、普通に小用を足そうとすると都合よくいきません。

ネットなどで調べていたら、同様の悩みを持っている方が女性用を使用していることを知りました。それで、家内に買ってきてもらい女性用のものを試してみたら、確かに使い勝手がよかったんです。女性用は生理用ナプキンに近い形で、股部分をカバーするようにできているんです。

それから女性用のものに目が向くようになりました。女性用はバリエーションが豊富で、漏れ量ごとの使い分けまで考えられています。薄いものから厚いもの、素材もコットン100%のような天然ものもあります。最初は、店頭での購入に抵抗がありましたが、今ではあまり気にならなくなりました。

日常使うものは薄めで簡単に交換できるものを選んでいますが、季節によって使い分けています。夏場の日中や夜間の尿漏れはほとんどありませんが、冬は咳やくしゃみで漏れることもあります。冬場は普段使いのものよりも少し厚めのものを用意して使っています。

 

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

新型コロナウイルスの影響によりテレビ会議を用いて取材を行ったため、写真は後日追加予定です。

Hatch Healthcare K.K.

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