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  • 大腸がん・大腸腫瘍

2007年8月 手術

術後3日目からリハビリ開始。職場への早期復帰を目標に歩き続けた入院生活

予定より長引いた手術。当日の夜は痛みと寒さで辛かった

手術は朝9時に始まりました。妻は開始時刻から病院に来てくれて、私の目が覚めるまで待っていてくれたようです。事前の説明では、2~3時間程度の手術と聞いていましたが、若干癒着部分があったため、その分の時間がかかったと術後聞きました。

目が覚めたのは、その日の午後3時くらい。麻酔が切れたのでしょう、強い痛みで目が覚めました。これは経験したことがないような激痛でしたね。術後は痛み止めをよく使用しました。脊椎につながっていて痛みがある時に自分で押して注入するタイプのもの。痛み止めは非常に効果があって痛みは緩和されましたね。

もう一つ困ったことは、寒さです。目が覚めてからずっとぶるぶる震えるほどの寒さがありました。看護師さんに相談して、毛布をかけてもらったり湯たんぽを用意してもらいやりすごしました。

手術をした日の夜は痛みと寒さで本当に辛かったです。ただ、寒さに関しては翌日にすっかり感じなくなっていました。どうやら一過性のものだったようです。

術後3日目からリハビリ開始。日々延びる歩行距離がモチベーションに

私の場合、2か月程度は入院する方針。早期の復帰を目指す上で入院期間中はいろいろと努力をしました。

術後3日目くらいには院内の廊下を歩きはじめました。会社との約束もあり、絶対に期間内に戻ってくるんだという強い気持ちを持ってリハビリに臨みました。

フロアを一日何メートル歩くと決めて、午前中に一回、午後に一回ゆっくりゆっくりと歩きました。主治医からも積極的に歩くように言われており、その指示を守って歩くようにしました。

最初は5分、10分。手術をしたことでお腹に力が入らなくなってしまったので、ゆっくりゆっくり歩いていきました。歩く距離が日に日に延びていったことは嬉しかったですし、それが日々歩くことのモチベーションになりましたね。

入院中の楽しみは部下たちの見舞い。職場復帰の気持ちが高まった

トイレには10日以上は行ける状態でなかったように記憶しています。食事もしていませんし大便は水みたいなものがでる状態。常に紙おむつをしていました。

入院中、午前中は本や新聞を読んで過ごしました。夕方は職場の人、特に部下が日替わりで遊びに来てくれました。罹患前から、就業後に食事会や飲み会などを積極的に開いていたので、その場所が病室になったような感じです。個室だったので他の入院患者さんたちに迷惑をかけずに楽しく過ごすことができました。

基本的に仕事の話は抜きでしたが、こうやって待ってくれている人がいることは職場復帰する気持ちをさらに後押ししてくれました。このメンバーとまた一緒に仕事をするんだ、という強い思いがこみ上げましたね。

 

 

がんを経験された個人の方のお話をもとに構成しており、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありません。

新型コロナウイルスの影響によりテレビ会議を用いて取材を行ったため、写真は後日追加予定です。

Hatch Healthcare K.K.

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